2008年 08月 08日
行政視察報告その③ 岩手県盛岡市 |
「どんと晴れ」(NHK朝の連続テレビ小説)の影響で、観光客が増えたという盛岡の駅に着いての一番の印象は、「花がきれいだぁ~」。
フラワーバスケットは盛岡のシンボルマークで日本一の数だそうです。平成名水100選のうち2カ所がこの盛岡から…そのおいしい水をいただきながら、以下の事項について話をお聞きしました。
【中核市について】
大津市は来年4月の中核市に向けて準備を進めていますが、盛岡市はH18年1月、合併にともない市長が中核市移行を表明し、わずか2年3ヶ月後のH20年4月中核市となりました。
◎移行により1855件の事務が移譲・職員50人を新たに配置
おもなものとしては保健所や、産業廃棄物に関する業務が県から直接市へと移された。50名のうち、13名を県から派遣してもらい、スムーズに進められているそう。
◎保健所は
経費節減のため、既存の旧競馬会館のビルを改修して使用。50名のうちの34名が保健所に。現在合計104人(正規職員87人、非常勤17名)で仕事にあたっている。
動物保護管理施設は新たに建設していない。そのため施設・設備が整っておらず、抑留管理県に委託している。
◎今後の課題は
県の保健所との連携。専門職員の確保と資質の向上(難病や精神障害の事業など、まだ県にしてもらっている)など。
中核市になると直接県を通さず、市が事務処理をするので時間短縮になるなど、メリットがあると言われますが、、行革プランで人員削減が行われている中、市民サービスが低下しないよう大津市も新たな職員の増員については、よく検討することが必要です。
【中心市街地活性化計画】
郊外開発として大型店を誘導しているのに、中心市街地を支援しろというのは矛盾しているのでは?と指摘を受け、計画変更して大津市と同様、この7月に計画認定された。コンパクトな歩けるまち・高齢者のまちとしての役割を持つ。最近はマンションが建ち、高齢者中心に便利さを求めて人口は、増加現象。
しかし産業関連は衰退。
循環ワンコインバス「でんでんむし」は好評。
◎旧計画の評価の上に立って
効果は約70%とし、「数値目標がなかった」「行政主導であった」などの総括をきちんとされた上での計画であることは、多いに学ぶべきことです。賑わいあふれる、訪れたくなる中心市街地にするため市民の十分な理解と協働が必要なのは、大津市も同じです。
【都市景観について】
1984年、都市景観形成ガイドラインを策定して以来、市民の声を反映し、積極的に取り組んできた。2007年から景観計画(案)を作成中。山並み眺望のための高さ規制、歴史的町並みの保全、河川景観という盛岡市としての骨格を定め、あとは市民と合意しながら進めていきたいとのこと、大津市もこの秋からの検討委員会でより具体性のある対策が望まれます。
フラワーバスケットは盛岡のシンボルマークで日本一の数だそうです。平成名水100選のうち2カ所がこの盛岡から…そのおいしい水をいただきながら、以下の事項について話をお聞きしました。
【中核市について】
大津市は来年4月の中核市に向けて準備を進めていますが、盛岡市はH18年1月、合併にともない市長が中核市移行を表明し、わずか2年3ヶ月後のH20年4月中核市となりました。
◎移行により1855件の事務が移譲・職員50人を新たに配置
おもなものとしては保健所や、産業廃棄物に関する業務が県から直接市へと移された。50名のうち、13名を県から派遣してもらい、スムーズに進められているそう。
◎保健所は
経費節減のため、既存の旧競馬会館のビルを改修して使用。50名のうちの34名が保健所に。現在合計104人(正規職員87人、非常勤17名)で仕事にあたっている。
動物保護管理施設は新たに建設していない。そのため施設・設備が整っておらず、抑留管理県に委託している。
◎今後の課題は
県の保健所との連携。専門職員の確保と資質の向上(難病や精神障害の事業など、まだ県にしてもらっている)など。
中核市になると直接県を通さず、市が事務処理をするので時間短縮になるなど、メリットがあると言われますが、、行革プランで人員削減が行われている中、市民サービスが低下しないよう大津市も新たな職員の増員については、よく検討することが必要です。
【中心市街地活性化計画】
郊外開発として大型店を誘導しているのに、中心市街地を支援しろというのは矛盾しているのでは?と指摘を受け、計画変更して大津市と同様、この7月に計画認定された。コンパクトな歩けるまち・高齢者のまちとしての役割を持つ。最近はマンションが建ち、高齢者中心に便利さを求めて人口は、増加現象。
しかし産業関連は衰退。
循環ワンコインバス「でんでんむし」は好評。
◎旧計画の評価の上に立って
効果は約70%とし、「数値目標がなかった」「行政主導であった」などの総括をきちんとされた上での計画であることは、多いに学ぶべきことです。賑わいあふれる、訪れたくなる中心市街地にするため市民の十分な理解と協働が必要なのは、大津市も同じです。
【都市景観について】
1984年、都市景観形成ガイドラインを策定して以来、市民の声を反映し、積極的に取り組んできた。2007年から景観計画(案)を作成中。山並み眺望のための高さ規制、歴史的町並みの保全、河川景観という盛岡市としての骨格を定め、あとは市民と合意しながら進めていきたいとのこと、大津市もこの秋からの検討委員会でより具体性のある対策が望まれます。
by gurolin
| 2008-08-08 01:41