2017年 09月 16日
「少なくとも責任ある避難計画が策定され、核廃棄物の最終処分場選定プロセスが開始されるまでは、大飯原発3,4号機の再稼動を行わないことを求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願」 |
昨日、総務常任委員会が開かれ、大飯原発の再稼働を行わないことを求める請願について、請願者に趣旨説明の機会を設けるかどうかが審議され、紹介議員として説明を行いました。結果は全員賛成で請願者の趣旨説明は許可されました。市民の声を直接聞く機会が設けられ、よかったです。この請願が採択されるかどうかは22日の総務常任委員会で議論されます。
以下、私の発言した趣旨説明です。
新聞報道によると、関電は大飯原発3,4号機の再稼働に向け、大きな津波や竜巻などを想定した安全対策工事を実施し、新規性基準の安全審査に合格するなど、再稼働に必要な許認可を原子力規制委員会から受けたことで、大飯町のほか福井県の同意も得たうえで、3号機を来年1月中旬、4号機を3月中旬にも再稼働させる計画だと書かれています。
今、国民の6割が原発の再稼働に反対し、原発に依存しない社会の実現に向けたエネルギー政策の推進を求めている中でこれと逆行する動きを大いに危惧しています。
再稼働にあたっての避難計画については福井県民の避難経路が京都府や滋賀県民の避難経路と重なっており、大渋滞が予想されるなど避難計画に実効性がありません。そして核廃棄物の最終処分場の候補地についても住民の強い反対などもあり、調査・選定すら進んでいません。
特に大飯原発3,4号機については書かれているように2014年5月21日に福井地裁での樋口判決で、運転差し止めの判決が出ています。よって大飯原発から最も近いところでわずか34.4キロメートルである大津市において大飯原発3,4号機が再稼働され、万が一事故が起これば34万人の市民の生命と健康・財産が脅かされる危険があります。
この請願は、こうした状況の下で、大津市議会において、少なくとも責任ある避難計画が策定され、核廃棄物の最終処分場選定プロセスが開始されるまでは、大飯原発3,4号機の再稼動を行わないことを求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願です。
大津市議会基本条例は、市民に開かれた議会運営を理念に掲げており、14条は、「市民参加の機会の充実」の項目のもとに「請願者から趣旨の説明を聴く機会を確保するよう努める」と規定しています。この趣旨からして、請願者から要望がある以上、特別の理由のないかぎり、請願の趣旨を聴く機会を設けるべきだと考えます。
今、国民の6割が原発の再稼働に反対し、原発に依存しない社会の実現に向けたエネルギー政策の推進を求めている中でこれと逆行する動きを大いに危惧しています。
再稼働にあたっての避難計画については福井県民の避難経路が京都府や滋賀県民の避難経路と重なっており、大渋滞が予想されるなど避難計画に実効性がありません。そして核廃棄物の最終処分場の候補地についても住民の強い反対などもあり、調査・選定すら進んでいません。
特に大飯原発3,4号機については書かれているように2014年5月21日に福井地裁での樋口判決で、運転差し止めの判決が出ています。よって大飯原発から最も近いところでわずか34.4キロメートルである大津市において大飯原発3,4号機が再稼働され、万が一事故が起これば34万人の市民の生命と健康・財産が脅かされる危険があります。
この請願は、こうした状況の下で、大津市議会において、少なくとも責任ある避難計画が策定され、核廃棄物の最終処分場選定プロセスが開始されるまでは、大飯原発3,4号機の再稼動を行わないことを求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願です。
大津市議会基本条例は、市民に開かれた議会運営を理念に掲げており、14条は、「市民参加の機会の充実」の項目のもとに「請願者から趣旨の説明を聴く機会を確保するよう努める」と規定しています。この趣旨からして、請願者から要望がある以上、特別の理由のないかぎり、請願の趣旨を聴く機会を設けるべきだと考えます。
by gurolin
| 2017-09-16 16:43