2007年 08月 11日
佐世保基地調査に行って |
原水禁大会分科会の続きです。佐世保港は神戸港の4倍、長崎港の10倍もの大きさです。この日も佐世保港を母港とする7隻の米艦船のうち3隻が停まっていました。カモメをはじめとする鳥が飛んでいないのは?聞くと、ここは軍港だからだそうです。軍港より、観光・商業の街に後方支援としての大きな役割は、弾薬庫があること・貯油所があること、艦船の修理が出来ることだそうです。船で基地を近くから見てきましたが、弾薬庫のすぐそばに民家があったりで、こちらが危ないといっても、」なかなか聞いてもらえません。そしてマスタープランという米軍が作る施設整備計画に従って、日本が思いやり予算で高級住宅や保育所、プール、体育館など(もちろん使えるのは米軍のみ)を建設しています。今まで佐世保に1220億円の税金が使われているそうです。テロ対策として、住宅のまわりには高さ14メートルの真っ白の擁壁が作られ、別世界というより異様な感じでした。この住宅だけで28億円、私たちがこうして戦争反対の運動をしている最中でも、米軍の要求は毎年着々と実現しているのです。日本の中では明日の生活も脅かされている人がいるというのに「この贅沢さは何なの!!」と叫びたくなりました。「ストップ貧困」は、この思いやり予算のムダ使いをなくせば・・と目の前の光景を見て、怒りフツフツでした。
by gurolin
| 2007-08-11 14:51